文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

研究にかけられる時間って

代り映えもなくもなく、毎日研究しとります。

 

今は完全に、先行研究を読んでまとめている段階。

同じ部屋にいるのは、同じぐらいの研究の進み具合の人が多いので

昨日も「今、先行研究読んでるんだ。二三週間したらまとめなきゃ」と言ったら

「僕も同じようなことをやっているけど、読み終わらなくて既に締め切りを一週間延ばしてるw」

と言われ

「それはあるあるだー‼」

と盛り上がりました。

 

授業の予習とかが地味に時間をとるんですよね…

急にワークショップの予定が入ったり。

研究所にいる時間をフルに研究に使えたら

さくさく進むんですけど。

 

でも大学の先生になったら、こういう「他のことに時間をとられて研究できない」ストレスはもっと大きくなると思われるので

大学の先生が就職先第一候補のわたしは、今から非常に憂鬱です。

 

例えば:

森博嗣氏の『大学の話をしましょうかー最高学府のデバイスとポテンシャル』(中央公論社)で

大学の研究者が研究にかけられる時間の割合について

助教授が研究にかけられるのは四割、教授は一割以下では」

という主旨のことが書いてあって、非常に衝撃を受ける一方

身近な先生方の姿を思い出すと

「ああそうかも…だから研究が進まないのか…」

と腑に落ちました。

 

研究だけで稼いで生きていく道は、理系ならあるかもしれませんけど、文系はどこかにそういうポストが用意してある、みたいなことは絶望的ですね(まあこれも分野によるのかな)。

 

現行のシステムは、歳をとったら研究の最前線で戦うのではなく、管理職的な立場になりたいと思う人には最適のシステムというか。

実験系ならこれでもうまくいくのかもしれないですけど…

下っ端の人が時間をかけて実験して、上の人が分析結果を見て最終的な結論を導き出す

とか

わたしの分野では……あまり当てはまらないかな。

 

それに研究がしたいという動機で進学したので、研究の最前線から退く、みたいな選択肢は今は想像できません。

 

そういえばiPS細胞の山中先生の情熱大陸でも

先生の仕事・立場が管理職にシフトしているという様子が映し出されていましたね。

資金集めに奔走したり、山ほど会議があったり。

 

せめてドイツみたいに、事務的なことをやってくれる秘書さんがいたら

と思うのですが。

まあ、日本で就職したら自腹で雇うしかないかな。

 

今日はこんなところで。