文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

ひさびさに発表しました

といっても授業で20分ぐらい自分の研究テーマのさわりについて話しただけです。でも、みんな面白がってくれて良い雰囲気でした。

なぜかは分からないのですが、わたしの研究テーマはヨーロッパ人に受けることが多いです。日本での評価は……特に「へええ、面白いね」以上にポジティブな評価を特別に受けたことはないように記憶しているのですが……。わたしは個人的にはとても魅力的なテーマだと思っていて、わざわざ修士論文のときのテーマから変えて現在のテーマを選んだのですが、日本人受けはしないようです。好きなテーマだからいいんですけどね。

日本にいたときから「あれ?わたしのテーマ、妙に外国人研究者に受けるぞ?」と薄々感じていたのですが、魅力的なテーマのおかげで研究の話に困ることもなく、興味を持った人が「こうも考えられるかも」「これはどういうふうに見ることができる?」とちょっとお茶話してくれるので嬉しい限りです。

まあしかし、研究している本人がテーマが嫌いということは、文系ではあまりないのでは?理系では(想像ですが)研究室の統一テーマのようなものがあって、否が応でも意に沿わない実験をやらねばならないときもあるのかもしれませんが、わたしのような実学遠い文系は、そういうことは全くなく、みな好きなテーマを好きなように研究しています。

わたしは修士論文のときのテーマが、えーっと、どうやって選んだんでしたっけ?そうそう、テーマを探さなきゃならなくなったので、学部時代の指導教官が編集した論集を読んで決めたのでした。そのテーマも個人的にはとても好きだったのですけど、割と先行研究の多い分野だったので切り口がうまく見つけられず、小粒なことをちろりと調べて修論にしたのでした。そして、修論のリサーチ中に、修論のテーマと現在のテーマの両方につながる論文を読み、結局、より面白いと感じた現在のテーマのほうに徐々に研究がシフトしてしまいました。

最初のテーマはみんなどうやって決めるのでしょうね?もちろん理論がちがちで固めて、トップダウンで何か探す人もいるのだと思いますが、日本にいたときにわたしの周りにいた人たちは、割とボトムアップというか、実際の現象を見て「これはどうなっているんだろう」という、いわゆる身近な疑問からスタートした人が多かったように思います。

やはり分野を見渡して「これが重要だけど欠けてるから、これを研究しよう!」というのはある程度レベルがあがらないとできないものですよね……。わたしは、博士号をとっていないにもかかわらず気が早いかもしれませんが、次に研究したいテーマや方向性については、すでにぼんやりと考え始めています。

今日はこんなところで。