文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

日本の人文系・院生ライフ2:個人的経験

というわけで前回の「日本の人文系・院生ライフ1:概略」に続き

 

「で、お前はどうだったのよ?」

という個人的経験についてお話ししたいと思います。もちろんですが完全主観です。メガネ型カメラの映像を見ているのだということをお忘れなく……。

 

わたしは修士二年、博士二年を日本で過ごしました。同じ大学の同じ研究室です。指導教官(教授)一名、ゼミ生約十名?(ちょっと流動的なので、なんとも言えないのですが……)。一つの研究室(物理的な部屋)をもらい、各自デスクを一つもらい、そこを根城にしていました。

ゼミ生が十名いると言っても、全員いつでも研究室にいるわけではありません。留学している人もいるし、学年が上になるほど大学には来なくなります。学年が下(特に修士の学生)は結構授業があったり、図書館で文献を集めたりするので大学に来ることが多く、学年が上になるほど、他大学の非常勤講師として働き始めたり、博士論文を書くだけになって、大学に来なくなります。なので実働は常に五名ぐらいだと思います。中でも一人、リーダー格の人を先生が指名して、「ゼミ長」として勉強会の進行とかをしてもらっていました。

大変運の良いことに、わたしのいた研究室は和気あいあいとした雰囲気で、勉強会・飲み会・鍋パ・BBQ等、楽しみつつ勉強もしつつさせてもらえたと思っています。気性は穏やかだけど、頭脳は切れ味が良いというタイプが多かったと思います。私は気性が荒いので、受け入れてもらえて本当に感謝です……。

しかも同期もいたし、学年の近い先輩・後輩もいたし、身近にお手本になるような人がたくさんいた点も恵まれていました。

指導教官の先生も、お尻を叩きつつ、だけどシリアスになりすぎず(院生は自殺率が高いので、シリアスにしすぎるのは命にかかわる)、人間的な温かみを感じられる先生でした。学会でどんな先生にご挨拶しても「〇〇先生のゼミです」と言った途端、「あの先生は素晴らしい先生ですよね」と(多少は社交辞令かもしれませんが)言ってもらえたのは、本当に先生の人徳の為せるわざでしたね。発表の機会も積極的に与えてくれたし、アカハラ的なことは全然経験もせず、本当に運が良かったなと思います。

 

という幸せ院生ライフを送っていたわたしですが……自分の予定・時間管理が絶望的に下手という欠点のために、思ったような成果を上げることができずふらふらと海外へ……(いえ、それだけの理由ではもちろんないですけどね)。

でも院生生活の重要な側面と思うので、この点についてはまた、もう少し詳しく書きたいと思います。

今日はこんなところで。