文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

学問をするのに年齢はあまり関係ないね

所属している研究所のサマースクールが始まりました。といってもレベルは学部~修士向けという感じです。PhD生も登録していることはありますが、どちらかと言うと少数派という印象。というか私のクラスにはいませんでした(私のクラスは10名程度)。二週間のコースで、「〇〇入門」みたいな授業が多いからそうなるのでしょう。

あと、面白いなと思うのは、結構年配の人がいるんです。おじさん/おばさん~おじいさん/おばあさんぐらい。基本は「趣味で勉強しているんです」という人で、若者に交じって普通に授業受けています。というか、こういう人のほうが人生経験豊富で、興味深いネタを提供してくれたりします。若者のほうも、クラスメートとして普通に接するのでいいなと思いました。

今、滞在している国は年功序列とかあまりなくて、年齢差があってもみんなフラットに接します。なので、こういう年齢差が大きい環境になっても違和感がないのかもしれません。でも、日本でもアカデミアって、割と年齢差に寛容だと思うのです。

日本にいたとき、ゼミ仲間に退職後のおじいさんがいたことがあります。先生より年上。丁寧で真面目で優しくて、みんなに好かれていました。今はもう、良い論文を書いて卒業されたそうです。尊敬する研究者の方でも、一度は就職・結婚・出産・育児をしてアカデミアを離れたけど、今は博士課程でバリバリ研究している方がいます。私と同じぐらいの学年でしたが、育児・家事をしながら、トップレベルの研究成果を挙げられていて頭が下がる思いでした。

こういうこともあって、私は、「就職か進学か迷っているんです」という子には「就活できるなら就職しなさい」と言います。進学は何歳でもできるからです。もちろん、アカデミアに舞い戻ってきたときに、研究者として何年活躍したいか、ということを考えた方がいいかもしれないですが。でも個人的には、二三年働いてみて、それでもやはり研究したいとなったときに、戻ってくるので良いのではないかと思っています。社会人入学もあるし。お金溜まってから考えてもじゃないかと思うし。今の日本で新卒を逃すメリットはすごく大きいし。

それに、社会経験というのはアカデミアでもとても大きな武器になると思います。人文系アカデミアにいる人は特に、象牙の塔純粋培養が多くて、世間の常識とかビジネスマナーとか、何にも知らない人が多いですからね。私も自己流なので正しいかどうか……だって、習うチャンス・機会・必要性があまりないんですよ……。大学の事務と先生と先輩のメールに気を付けるぐらいで。でも、社会経験のおかげで卒なく立ち回れている(のであろう)先輩とかを見ると「経験、強いな」と思います。

いずれにせよ、年齢差で疎外・排除し合うのではなくて、年齢差を楽しめる心でいたいものです。

今日はこんなところで。