昨日、kindleでは金輪際研究書を購入しないと荒ぶっていた私ですが、kindleへの期待と信頼は揺らいでおりません。ペーパーレス社会実現に向け、今後も邁進して欲しいと願っています。
しかし、紙の本が欲しいな……と思う時もあります。
いつ思うか。それは
大判の本・雑誌を買うとき
芸術的な価値のある本を買うとき
素晴らしく気に入った本があったとき
です。
大判の本・雑誌は、電子でも読みますが、私の持っている8インチのタブレットではやはり読みにくくて……いちいちズームしたりする手間が面倒だし、見開きを一気に表示すると、全然文字が読めなくて……はっきり言って不便です。雑誌のように毎月買って捨てていくものこそ、電子にせよと言われるかもしれませんが、不便の一点に尽きます。
また、写真集・画集のように、資料としてではなく、ぱらぱらめくって紙の質感と共に楽しむようなものは、やはり紙の本一択です。そんなおしゃれなもの、ほとんど買わないですけど。
さて。気に入った本を電子でも紙でも買ってしまうというのは、私は結構発生しています。だいたいは、以前紙で買った本を急に読みたくなって、電子でも購入してしまうというパターン。
でも、逆のパターン、つまり「電子購入→紙購入」という順序で買うことも、たまーにあります。良い本を読むと、電子書籍で読んだ後に、物理的な実体としても所有しておきたい!という気持ちになるんですよね~。
となると、このとき買う紙の本は、読みたくて買うというよりも、むしろコレクターズアイテムであると言えると思います。マンガの完全版みたいな感じですね。だから例えば、『スカイ・クロラ』の単行本のような、ちょっとお高めかつおしゃれな本でもほいほい買いがち。(『スカイ・クロラ』は文庫のデザインも好きですけどね)
今後、電子書籍が普及すれば、なおのこと、装丁の芸術的な価値等によって、電子書籍の読了後に紙の本を買ってもらうという戦略が有効になるのではないでしょーか。
いずれにせよ、読書という趣味をもった特定の層から集中的にお金を落としてもらうのが良いのではないかと。
出版業界のことは全然分かりませんが、本を割とよく読む一般人のつぶやきでした。
そんな私の目下の心配は、kindleが今後何らかの理由でサービス停止になることの一点です。
そんな日が来ないことを心から祈りつつ、今日はこんなところで。