文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

書評提出しました!

以前、研究書の書評者に選ばれた件についてブログに書きましたが、無事に提出致しました。ふう。

 

phdnonichijo.hateblo.jp

 

一応また簡単に説明しておきますと、学会が研究書のリストを公開して公募制で書評者を募り、選ばれた人はタダで本をゲットできるかわりに書評を書いて学会に提出する、というやつです(ざっくり)。書評はネットで公開されます(ちなみに英語。でも2000字とかで良いので長くはないです)。

本を手に入れてから6週間で提出せねばならないので、予定は割とぱつぱつでした。一回読んで、関連の文献を再確認して、まとめをつくって、それをもとに英語を書いて、英文校正してもらって、指導教官にコメントもらって、書き直して、また英文校正出して……というスケジュールでやりましたが、最後の方が見事に駆け足。最後は、指導教官の先生に「来週出さなきゃなんです!!!」と無理を言って見てもらったりしてました。それでも快くコメントをくれた先生には感謝しかないです。

しかしとにかく、無事に提出はしました。公開までこれからまた何か月かかかる(夏休みとかぶっているので、通常よりさらに時間がかかると思われる)のですが、たぶん次に連絡が来る時までには書評のことはさっぱり忘れているでしょう。「あ、書評。そうそう、そういえば出しましたね」ぐらいになると思われ。

 

今回、書評した本は講演を書き起こして本にしたものだったので、話し言葉に近くて平易で読みやすく、しかもある理論の初心者向けの内容だったので、読むのは簡単でした。でもコメントするのは難しかった……。

ある意味、入門書的な本なので、学術的な観点から建設的な批判をする箇所がないんですよね。「一講演=一章」というように、構成もはっきりしていて、オンラインで元の音源まで聞けて至れり尽くせり。何を批判すれば良いんですか!?何か短所とかある!!??と動揺しつつも、一応「もうちょっと、こういう記述があれば嬉しかったです」的な腰抜け批判をして終わりました。ぱしっと鋭く突き刺さるような、煌めく意見を言えたら良いのですが、その野望は次回に持ち越しということで。

 

でも、研究書より小説の書評のほうが難しそうですよね。よく小説のあとがきを読んで「あれはこういう意味だったのか」と衝撃を受けることがありますが、ああいうのが分かる人には才能しか感じません。芸術作品ですから「先行研究をきちんと踏まえていない」みたいな批判もできないですし、書評家の人はどうして作者とあんなに以心伝心なんでしょう?不思議です。

 

とりあえず今日はこんなところで。