文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

PhDのディフェンスに初参加してきました

共用オフィスで目の前のデスクに座っている子が、ついに先週ディフェンス(博士号授与のための口頭試問)をするということで、同室一同で見てきました。

私がデスクをもらったのが一年前ぐらいだから、彼女との付き合いもそれぐらいですね。ずっと博論を書き続ける姿を見ていたので、感慨深いです。というか、ディフェンス会場に向かう途中で私も異様に緊張しました。

 

ディフェンスは超伝統的な建物で、超伝統的な手法で行われます。

部屋は一面、肖像画で飾られていて、正面には何だかよく分からないけど、大変立派な壁面彫刻(もちろん金色の装飾有り)がありました(写真を撮っておかなかったのが悔やまれる)。

開始時刻までに参加者は着席し(時間厳守)、仮装したお告げの人が「審査委員会が到着しました」みたいなことを言って、全員起立。審査委員会の入場、委員長(?)の号令で全員着席します。ちなみに審査委員会は今回は八名で、半分ぐらいはやはり仮装していました。

その後、審査委員が一人ずつPhD生に質問していき(質問するときも、現地語でまず呼びかけなければならないという決まりがあるようだった)、全員と一問一答が終わったら、二巡目に入ります。

ちなみに、この質疑応答はPhD生と審査委員会のためのもので、聴衆のためのものでははありません。つまり、前方のテーブルで質疑応答しているのを、PhD生の背中側から聴衆が眺めるという、音響的には良くない配置で、何言っているのかよく聞き取れないときもあります。

あと、PhD生には伝統的に二人付添人が付くのですが(ディフェンス中も横に座っている)、この二人はPhD生の研究内容を理解し、PhD生本人が頭が真っ白になったりして質問に答えられなくなった場合は、代わりに答えるという役目を担っているそうです(今回はそんな事態にはならなかったですが)。

 

そして45分経ったところで、最初のお告げの人が、またドアを開けて入ってきて「時間がきました」みたいなことを言って、審査委員会は全員去っていきます。これは、質疑応答でPhD生が答えている途中に、突然バーンと入ってきたので、非常に驚きました。

 

そして、5分くらいしたら筒を持った審査委員会が帰ってきて、「厳正なる審査の結果、博士号を授与することにしました」と言って、博士号をもらって終了です。

彼女の苦労を見てきたので、みな大変嬉しそうでした。特に指導教官からの最後のメッセージが結構感動的でうるっときました。

 

彼女はすぐ故国に帰ってしまうので、もう会う機会がほとんどないでしょうが、人生で初めて見たディフェンスとしてずっと記憶に残ることと思います。

 

今日はこんなところで。