文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

PhDを始めた時に知っていたかったこと

先日、研究所でNatureの記事(つまり論文ではなくコラムの記事)が回ってきました。

「PhDを始めた時に知っていたかった20のこと」というタイトルの通り、最近博士号を取得したばかりの女性研究者が、「これ最初に知ってたかったわ……」ということを20個挙げてくれるというものです。

www.nature.com

 

今日はその中で、私自身も「あるあるー!」と共感できる4項目について書きたいと思います。

 

1. Maintain a healthy work–life balance by finding a routine that works for you.

「自分に合っているルーチーンを見つけて、健康的なワーク・ライフバランスを維持しよう」

 

これは大事。肝は「ルーチーン」です。ルーチーン化が必要です。

文系PhDは3年以上かかりますから、一時の爆発力だけでは終わらせられません。毎日コツコツと進むことが大事。そして、それを過度の負担なく続けられることが必要です。

 

4. Decide on your goals early.「ゴールを早めに決めよう」

博士論文が研究者人生の集大成である時代は終わりました。博士論文は研究者としての免許証です。当該分野について、何もかもを知っている必要はありません。必要なことを知っていれば十分なのです。

時間も限られているのですから、早めにゴールを定め、そこに達成するには何が必要なのかを考え、戦略的かつ効率的に進む必要があります。

 

9. The best thesis is a finished thesis.「良い博論とは、完成した博論である」

これは、博士論文提出前の不安なPhD生&ポスドクを何度励ましてきたことか。泣いてまう。よく言われる言い回しですね。

それに、本当に優秀で切れ者で「この人にはかなわん……」と思うような人が、博士論文を書けないことがあるのですよね。完璧主義の人に対しては、「妥協してとりあえず博士論文にまとめましょう」と言いたい。私はあなたの博論を楽しみにしていたのですよ。

 

16. Have a life outside work. 「PhD以外の生活を持とう」

これは当てはまらない人もいるのかも。でも、私は結構大事だと思ってます。特に、留学生とか、親元を離れて一人暮らししている人とか。生活が「研究」だけになってしまうと、研究がうまくいってない時は、人生終わりのような感覚になってしまいがちです。研究がどん底だからといって、人生もどん底である必要はありません。

 

以上、個人的に共感できるベスト4でした。

私自身、必ずしもうまくいっているPhD生ではないという自覚があるので、「始める前に知っていたら……」と思うことがいくつかあります。いつか、そういうのをまとめた記事も書こうと思います。

 

(これから研究生活を始める文系の人は、家入葉子氏の『文系ストレイシープのための研究生活ガイド』や東郷雄二氏の『東郷式文科系必修研究生活術』を読みましょう。)

 

今日はこんなところで。