文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

日本の人文系・院生ライフ6:年間スケジュール

もうすっかり忘れてましたが、こんなシリーズをやっていたのでした。

☆ 日本の人文系・院生ライフ1:概論 - 文系PhDの日常

☆ 日本の人文系・院生ライフ2:個人的経験 - 文系PhDの日常

☆ 日本の人文系・院生ライフ3:精神的不調 - 文系PhDの日常

☆ 日本の人文系・院生ライフ4:研究はお金がかかるのです - 文系PhDの日常

☆ 日本の人文系・院生ライフ5:生活リズム - 文系PhDの日常

 

ということで、最近PhD関連のことをつらつら考えているついでに、久しぶりに続編でも書こうかと思います。

今日は院生の一年について。

 

私が日本にいたときの研究関連の年間スケジュールはこちら:

4月:新学期。TAが始まる。ゼミに新入生が入ったりして、なんだか研究室の雰囲気が変わる。

5月:学会シーズン。毎週末学会の勢い。発表があると自分も忙しい。学生は遠隔地には行かない人も多いが、先生は出張せねばならない時が多いので、いつ休んでいるのか。

6月:梅雨

7月:確か一つ学会があった。学期末なので、学部生の試験を見守ったりする。一回ドイツ語の試験監督をしていたとき、電子辞書の電池がなくなった学生に電子辞書を貸したことがあるが、私の辞書はドイツ語特化の電子辞書なので(文法書も入っている)、もし使いこなせていたら、実力以上の点数になってしまったのではないか……時効ということで良いですね?(←)

8月:夏休み。実家に帰省する人がいたりして、研究室も閑散としている。大学はもちろんもっと閑散としている。ヒマかと思いきや、夏期学校のある時期なので何かと研究・学会関連の予定がある。

9月:学会。段々人が戻ってくる。来学期のゼミの発表順を決める。論文締め切り1。

10月:秋の学会シーズン。

11月:学祭シーズン。研究室の周りも屋台とか出て人で賑わう。学部生の若さにあてられ、引きこもりがちになる。論文締め切り2。

12月:学会&忘年会シーズン。

1月:ようやく今年度のゼミ・授業が全て終了する。お疲れさまでした。論文締め切り3。

2月:修士公聴会。年度末お疲れ様会をして、互いの労をねぎらう。論文締め切り4。

3月:今気づいたけど、一年一番ヒマな月ではないか!?でも、論文の締め切りはある……(論文締め切り5)。

 

おおまかにまとめると

● 春と秋の学会シーズンがあり、その時期になると毎週別の組織の学会があるので、毎週末潰れる。もちろん行かなくてもいいが、研究発表をする場合は行かなきゃだし、準備もあるし忙しい。

● 私の分野だけかもしれないが、論文の投稿時期が後期(特に年末年始)に偏っている……もちろん、時期があまりに近いものを複数投稿することはあまりないわけですが、それにしてももう少しばらけていると良いのにと思わざるを得ない……。

 

この「複数論文同時期に投稿せねばならないかもしれない」問題を回避するためには

自分締め切りを設けて早めに執筆・提出をする(ただし、最終的な校正は出版スケジュールに合わせて行われるので、手直し等で忙しい時期が論文同士でかぶる可能性は否定できない)

か、

そういう締め切りのない海外雑誌に投稿する(ただし、出版まで1年から数年かかる可能性がある)

という感じでしょうか……。

 

にしても、学会多いな。京大で「学会を問う」という名のシンポジウムが開催されたそうですが、やはりみんな学会の意義については疑問に思うところがあるというところでしょうか……。

 

次はじゃあ、この奇妙な学会システムについて書きましょうかね……。

 

こんな個人的な院生回想録をここまで読んでくださった方がいましたら、本当にありがとうございます。少しでもお役に立てましたら幸いです。

 

今日はこんなところで。