文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

研究者の生活を覗いてみよう(ノンフィクション・研究生活本紹介)

こんにちは、はたえるどです。

 

私の研究者ライフ@図書館はこんな感じ。

f:id:hterd:20181201081823j:plain

朝だから薄暗いですね。

 

さて、以前「アカデミアの日常を小説から垣間見る」と称して、研究生活の様子が分かる小説をご紹介したことがありました。

phdnonichijo.hateblo.jp

今日はフィクションではなく、ノンフィクションの研究生活本を四冊取り上げたいと思います。

海外留学体験記として、あるいは勉強法の本としてお楽しみいただけるかもしれません。

 

① 小野雅裕『宇宙を目指して海を渡る』

NASAの研究員である小野氏の大学院留学時代の話。熱い情熱がひしひしと伝わってきます。

体験談を奇数章に、小野氏の考えを偶数章に配しているので、単なる体験談にとどまらないところが魅力です。

また、必ずしも順風満帆でない部分についても、包み隠さず書いてあって好感を持ちました。硬派な印象の本です。

同著者の新書『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』も、私の積読リストに入っています。この本は第6回ブクログ大賞人文・自然科学部門を受賞しましたね!おめでとうございます。

 

② 北川智子『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』

一時期話題になった『ハーバード白熱日本史教室(新潮新書)』の著者である北川智子氏が、自身の留学生活について綴ったもの。ポジティブなエネルギーに満ちた本です。

こちらも単なる体験談ではなく、各章に勉強のTipsが書いてあり、勉強法の参考にもなります。(ただし、著者は「黒板を見たら全部覚えていられる」タイプの頭脳の持ち主なので、安易に真似するのは良くないと思う。)

象牙の塔引きこもり型ではなく、社会との接点を強く持っているのが特徴の研究者だと思います。

 

③ 中野信子『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』

題名からはちょっと分かりづらいですが、有名な脳科学者、中野信子氏が研究者人生で出会った素晴らしく頭の良い人を紹介しています。

 もちろん紹介しているだけではなく、中野氏なりの分析があり、「こういうことをすると、こういう結果が得られる」というライフハック集になっています。

ハウツー本というほどハウツーがしっかり書いてあるわけではないので、さらっと読んで自分に当てはまりそうなところをピックアップするというのが良いのではないかと思います。

 

④ 阿部謹也『自分のなかに歴史を読む』

偉大な歴史学者阿部謹也氏の自伝(ただし自伝という名を冠した本は別にある)。

著者の研究人生を辿りつつ、歴史学という学問について知ることができます。平易で魅力的な文章で、学問的な箇所もするすると読めてしまいます。というか著者が偉大すぎて……色々恐れ多い。

歴史学・中世ヨーロッパに興味が出てきたら、同著者の『ハーメルンの笛吹き男 ――伝説とその世界 (ちくま文庫)』もおすすめです。

 

今日はこんなところで。