文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

読了本!『いちまいの絵 生きているうちにみるべき名画』原田マハ

原田マハさんの『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画 (集英社新書)』を読み終わりました!

  

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どういう背景で一枚の絵が生まれたか、美術史の背景や画家の人生を踏まえて原田マハさんが解説してくれます。しかも絵のコピー(写真?)入り!絵を見ながら解説が読めるとか贅沢過ぎる……。

私のような美術素人には、観るだけで心惹かれる絵もあるけど、どうして評価が高いのかよく分からない絵もある。そういう時に、詳しい人が説明してくれるっていいなと改めて思いました。

 

本に出てきたうち、私が好きな絵はモネの「水連」とボッティチェリの「春」ですが、生き様に惹かれるのはゴヤフリーダ・カーロ

ゴヤは宮廷画家というエリートだったけど、聴覚を失い、スペイン独立戦争を経験し、「黒い絵」という暗い絵のシリーズを描きました。しかも描くだけでは飽き足らず、自分自身がその暗い絵に囲まれて生活していたんです。ものすごく闇を感じますね……。

でも、そうして生きていかざるを得なかった画家の心境を考えるのが堪らんです。

 

実は、黒い絵シリーズは今年の夏に見ました。このブログのマドリード旅行編のどこにも書いてないですけど、本当に行きました笑。

 

phdnonichijo.hateblo.jp

 

実物はやはり素晴らしい。でも、これと一緒に生活はできない。気が狂ってしまいそう……。

 

フリーダ・カーロは、病あり、事故あり、情熱的な恋愛あり(不倫含む)という波乱万丈な人生が魅力的です。

 

もっと絵のことを知りたい!という方は『怖い絵 (角川文庫)』をおすすめします。「思わずぞっとする」という背景を持っている絵ばかりを集めて解説した本です。「こんな背景があったのか」と驚きつつ、「絵ってこういう見方もできるのか」と教えてくれた一冊。

 

小説×芸術なら、同じ著者がルソーを扱った『楽園のカンヴァス(新潮文庫)』と、ゴッホに関する『たゆたえども沈まず (幻冬舎単行本)』をおすすめします。どちらも画家の熱き魂を感じる作品です。

暗幕のゲルニカ(新潮文庫)』は私も未読で読むのが楽しみです(ゲルニカマドリードで今夏、観ました)。

 

美術をちょっと違う目線から見たい場合は、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)』という新書はいかがでしょうか。世界最先端のビジネスの場で、「MFA(芸術学修士)は新しいMBA経営学修士)である」と言われる理由を解説した一冊です。

 

経営×芸術に興味がある場合は、まずはライフハッカーさんの記事なんかが面白いかもしれません。

www.lifehacker.jp

 

興味のある本はありましたか?

 

今日はこんなところで。