文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

海外で骨髄バンクに登録した話

こんにちは、はたえるど@西欧某国留学中です。

この度、海外で骨髄バンクに登録しました。その過程で日本の骨髄バンクについて調べたり、色々思うところがあったので記録を残しておこうと思います。

日本であれ海外であれ、骨髄バンク登録してもいいかなと思ってる方や、どんな風な手続きをするんだろうと思っている方の参考になりましたら幸いです!

 

[登録経緯]

所属している研究所の方が白血病になったためです。研究所のニュースレターでドナーを探している、登録していない人はこの機会に骨髄バンクに登録して欲しいとまわってきたので登録を決めました。

まあぶっちゃけますと、私の登録の途中でその方はドナーは無事見つかりました!良かった……。しかし、登録しようと決めたので、登録手続きは継続しました。

 

[登録方法]

まず骨髄バンクのサイトに行って住所等の登録をします。すると数日中に、長い綿棒が三本送られてくるので、自分で頬の内側の粘膜を擦りとって封筒で送り返します。

以上!簡単!

粘膜の細胞から白血球の血液型を調べて、データベースに登録するそうです。

これで私のデータが登録され、国中で誰か必要な人がいたら連絡が来ることになります(一応データベースは世界中でつながっているようなので、どこで需要があるかは分かりませんが)。

 

[もし本当にドナーになるとしたら]

まず、ドナーになる確率は大変低いそうです(一年間に千人に一人の確率)。

それでも適合者が見つかってドナーになることを決めた場合、提供法は二つ:

① 骨髄提供:骨盤から注射器(ぶっとい)で骨髄をとる。

② 末梢血幹細胞提供:献血と同じような要領で、腕の血管に針を刺して末梢血幹細胞をとる。

(本当に登録しようと思う方は、日本骨髄バンクのサイトを確認してくださいね!)

 

ちなみに、私の登録したところでは、②の末梢血幹細胞提供のケースが七割だそうです。

そして、交通費等かかった費用は全てバンク持ち。病院に行く(いる)のも一日だけ。

 

[日本の骨髄バンクのサイトも見てみた]

日本語でも情報収集を……と思って、日本の骨髄バンクのサイトも見ましたが、私が登録した組織とは全然違う雰囲気で驚きました。

私が今回登録した海外バンクは、サイトのデザインもポップな感じで、手続きもシンプル&スムーズだし、簡単なボランティア感覚(献血的な)で登録できました。

登録にあたっての説明も、1分半ぐらいのビデオを見て、要点を確認して終了という感じ。本当に最低限の確認という形ですね。

 

日本のサイトはもっと「命を助ける」感、リスクをきちんと説明しなきゃ感があり、ちょっと登録のハードルが高いなと感じました。

もちろん、ドナーにも一応リスクがあるので、登録前にきちんと説明を……ということだと思いますが……とりあえず登録してもらわないと始まらないと思う私が安易なのか。

 

というか、日本の骨髄バンクでは三泊四日の入院が必要って書いてあるんですけど!?国によって全然違うな……。

 

[ドナーと人種の問題]

今回色々調べて初めて知ったのが、白血球の血液型は人種に関係しているということです。つまりアジア人はアジア人とマッチしやすいわけです。

となると大変なのは、人種の混ざったハーフの方。ハーフの方がドナーを見るけるのは非常に難しい……ということを描いたドキュメンタリーが「Mixed match」というバンクーバー国際映画祭(2016年)の作品。

 

www.youtube.com

 

アメリカには「Mixed marrow」という、人種がミックスした人用のドナーを専門に探す団体もあるそうですよ。

登録の時に人種を聞かれたので、どうしてだろうと思っていたのですが、こういうことか~。

 

 

ちなみに、研究所の方がドナーを探し始めてから新たに1500人が登録したそうです!(通常の年の11月と比べて75%増)。

研究所と骨髄バンクが共同で大学にブースを出したりしたのも、良かったのだと思います。

 

一人でも多くの人が助かるように、世界中で登録者が増えて欲しい……と切に願います。

 

今日はこんなところで。