文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

読了本!『リボンの騎士』手塚治虫

リボンの騎士』を kindke unlimited で読了しました!

 

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リボンの騎士』は断片的にアニメか何かを見たことはあるようで、何となく話は知っていたのですが…………記憶にある話とはずいぶん違いました。どうも脳内脚色が入っていたようですね(と思って wikipedia を調べましたが、色々なバージョンが存在するうえ、アニメは内容がさらに違うよう。ちなみに私が読んだのは「なかよし版」と思われます)。

 

ご存知の方が多いとは思いますが、男の子の心と女の子の心を両方持ち、王子兼王女として育てられたサファイアが主人公。グリム童話的なメルヘンな世界観です(でもビーナスとかも出てくるか……)。

 

ちなみに私は手塚治虫のマンガを読んだことがありませんでした。つまり初手塚!

現代のマンガ(例えばスラムダンク)に慣れている私からすると、手塚治虫の絵は紙芝居の絵みたい。登場人物の表情の細かい変化なんかは絵に反映されてなくて、絵の間を少し補う想像力が必要とされるように思います。

でも、だから読みにくいというよりは「これが手塚色なのだ」という圧倒的な説得力がありました。

 

お話の流れは王道少女マンガ。

育ちが良く容姿端麗で頭脳明晰な男が他には目もくれず一途に自分を追いかけてくれる一方で、彼とのすれ違いの間隙を埋めるように、粗野でアウトローだが本当の私を分かって支えてくれるイケメン(しかも実は高貴な家の出身)が現れる……。

 

でも、サファイアは求愛されて「やだ、どうしよう~」と迷っているばかりではありません。

だって、彼女は王女兼王子。

よよよと男に泣きつく時もあれば、自ら剣をとって戦う時もある。

このロマンスとアクションの混ざり合いがなかなか楽しかったです。

 

まあ手塚作品なんで山ほど分析や解釈があることでしょう(時代背景を考えたらフェミニズム的な観点からの分析もあるのだと思うし)。

 

 

 

さて、手塚作品を他に読んだことのない私は手塚作品はおすすめできないのですか、代わりに『ベルサイユのばら』をおすすめします。

男装の女性つながりですね。

でも『ベルサイユのばら』のオスカルは「ああ私もドレスを着て舞踏会で踊りたいわ」という気持ちはサファイアと一緒だけど、女性だって皆にバレてるという点がちょっと違いますね。

ということを考えると同作者の『オルフェウスの窓』のほうが設定が違いのかしらん。

 

あとは『乙嫁語り (HARTA COMIX)』。なんかピンと来ました。アクティブ系だけど乙女の要素がある感じがアミルに似ている気がする。『乙嫁語り』は中東の話なので、他の共通点が何もないような気もしますが……。

蛇足ですが『乙嫁語り』は絵がほんとーーに!!細かいですね!リアルで臨場感があって好きです。

やはりあれだけ細かい絵は紙で読みたくて、今は続巻購入を我慢しています……(電子版に手を出したら、結局は電子版&紙版両方買うことになるのが目に見えているから)。

 

ご興味ある方は是非手に取ってみてください。

 

では、今日はこんなところで。