文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

読了本!『月夜のサラサーテ』森博嗣

森博嗣氏の『月夜のサラサーテ The cream of the notes 7 (講談社文庫)』を読み終わりました!

 

森博嗣氏の文庫本を見ると買ってしまうため、kindleが学習して新刊を必ずプッシュしてくれます……。またブログ本も出たんですよね……買いたい……。

 

これはクリームシリーズの第七巻。エッセイが100作収録されています(ちなみにクリームシリーズ以外でも同じ形式で執筆されているシリーズがいくつかある)。

 

私はちょうど著者のブログ本『すべてがEになる I Say Essay Everyday』(著者がまだ大学教員の頃のブログ本)を再読している途中でこの本を読み始めたせいか、何だか時間の流れを感じました。森氏が老年(六十歳ぐらい?ですが)に差し掛かっていることをひしひしと感じましたね……。

 

内容は相変わらずの森節炸裂で。

でも一層社会との隔絶を感じました(森氏は北の森の中で隠遁生活を送っていらっしゃる)。不必要な摩擦がなくなって純粋に、透明になっていっている印象です。

 

僕は、一人で森の中を歩きたい。緑の苔のふわふわとした感触と、白い木漏れ日の揺らぎに、大いに未練があって、人間が築いた文明の下に隠れた大地とか、地球とか、宇宙とか、人以外のものの大きさを感じたいのだ。きっと、自分が生きてきた時間の大半が、自然の中から生まれたことを忘れられないからだろう。

 

個人的には、奥様とのエピソードが微笑ましかったです。趣味も話も合わないけど、ぴんとくるものがあって出会ってすぐ結婚することになった、とか。

 

 

読了後におすすめなのは『常識にとらわれない100の講義 (だいわ文庫)』。これもシリーズ本で、エッセイが百作収録されているものです。森氏の思考回路を追体験するには、やはりエッセイが良いと思います。

新書なら『孤独の価値』とか?「友達がたくさんいるのが良い」みたいな思い込みがあったんじゃないかと我が身を振り返るきっかけとなった一冊です。

 

森博嗣氏ということで、吉本ばなな氏のエッセイ『ゆめみるハワイ (幻冬舎文庫)』もご紹介しましょう(ちなみに『月夜のサラサーテ』のあとがきは吉本氏)。自然豊かなハワイに流れるゆったりとした時間が、やわらかくて瑞々しい文体で綴られています。

 

(全然関係ないけど、VOUGE JAPAN の youtube にアップされたローレン・サイがハワイの家やお気に入りの場所を案内するという動画がおしゃれで良かった→

ローレン・サイのハワイの家を初公開!ホームタウン・ホノルルの特別なお気に入りスポット。| My 5 Favorites | VOGUE JAPAN - YouTube。)

 

 

気になる本があったら手にとって頂けたらと思います!

 

今日はこんなところで。