文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

絶望の国の絶望の若者たち

こんにちは、はたえるど@西欧某国留学中です。

 

今日は海外に渡って思った、絶望的な日本の状況について考えてみたいと思います。

 

タイトルはご存知、社会学者古市さんの『絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫)』という本のパロディです。

 

この本には、簡単に言うと

「日本はお先真っ暗な状態だけど、若者は以意外と日々楽しく生きてるんだよね~」

ということを書いてあるそうですね(未読ですが……)。

 

だけど若者である私は、特に今が幸福だとは思っていません。

カネのない院生やってるからそう思うのかもしれないけど……でも、今滞在している西欧某国と比べて、やはり日本って絶望的だなと感じるのです。

 

私が特にそういうことを感じるのが、こちらの同世代の楽観性に接する時です。

 

彼らは「ふつーに生きてれば、就職できて、したかったら結婚できて、欲しかったら子供作れて、買いたかったらマイホームや車を買えて、年一回バカンスに行けて、年金もらって穏やかな老後を過ごせるでしょ」と思っている節があります。

 

しかし、私は日本でそんな素敵人生を「ふつーに生きていれば達成できる」と思ったことはありません。

 

頑張らなきゃ就職できないし、家族も持てないし、家なんて買えないし、年金なんて本当にもらえる保証は全くありません。

 

だから、こちらの同世代で、フルタイムの仕事でないような人(大学の非常勤講師とか)が「結婚して、猫飼ってて、子供もいて、家の購入を検討中」などと言うのを聞くとぶったまげてしまうわけです。

 

「え、無理でしょ?」と咄嗟に思ってしまうわけです。

 

でも、それは日本基準では「無理」なだけで、こちらでは全然「可能」なようなのです。

 

ということを踏まえると、やっぱり日本に住むことは、必ずしもそんなに「幸福」とは思えないなあと。

というか、私はそういうふうに、自分の未来を楽観できる国に住みたいですよ。

 

「ふつーに生きてれば、ふつーに生きていける」

と信じられる国に。

 

まあ、もちろん私が普段接するのは、国のなかでも高学歴のほんの一握りの人ですから、移民一世とかと話したら、彼らはまた全然違う感覚を持っているでしょう。

 

しかし、絶望の国の若者に戻るのは嫌だなぁとアンニュイになる夜なのでした。

 

今日はこんなところで。