文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

言葉について改めて考えるための本

こんにちは、はたえるどです。

 

思うままにブログを書いているだけの私ですが、日常的に書くことによって「言葉」というものについて考える機会が増えたように思っています。

 

というわけで今日は、言葉について多角的に見てみるための本を7冊ご紹介したいと思います!

 

 

 

1.『言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書)

言葉といえば、言語学

というわけで、言語学の初歩を楽しく学べる一冊をまずご紹介。

 

 

言語学者西村義樹さんと哲学者、野矢茂樹さんの対談を通して、言語学の一分野、認知言語学について学べる本。

学者同士の対談ですが、レベルが高すぎるということはなく、もしろ言語学という分野を親しみやすい雰囲気で知ることができると思います。

 

被害受け身「雨に降られた」の話とかが、個人的には面白かったです。

 

2.『舟を編む (光文社文庫)

玄武書房という出版社に勤める編集部員、馬締光也が、辞書編集部に異動して『大渡海』の編纂に携わる話。

アニメ化、映画化された作品ですね。

 

 

辞書の編纂についてリアルに考えたことがなかったので、「辞書ってこうやってできるんだ!」と驚きました。

何年もかけて本当に辞書が出来たときには本当に感動です……。

 

3.『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

ロボットが言葉を理解するとはどういうことか?を考える本。

イタチ村のイタチたちを主人公とした物語風の部分と、物語部分を解説してくれる部分に分かれています。

 

 

解説部分は専門的な話もありますが、間に挟まるイタチ部分の物語が愛らしくて、何だかんだ読み進められました。

読み終わったときには、機械の言語理解に関する現状を知ることが出来ます。

 

人工知能関係に興味のある方は『人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)』もおすすめ。

機械翻訳をどうやってやっているかという話が出てきます。

 

4.『校閲ガール (角川文庫)

校閲者という職業に目を向けるきっかけとなった本。

ドラマ化もされましたね。

 

 

ファッション大好きのイマドキ女子、河野悦子が出版社の校閲部で働く話。

 

校閲というのは、文章の誤字脱字を直したり、内容的な誤りを指摘したりすること。

私も、自分が論文を出版する立場になるまで考えたことがなかったですが、これは本当に大事。出版物の質を保証するのに必須の作業だと思っています。

 

主人公、悦子の周囲にいる人間も魅力的で、楽しい気分で読めるお仕事小説だと思います。

 

5.『外国語の水曜日―学習法としての言語学入門

ちょっと目先を変えて外国語の話。

 

 

ロシア語学者、黒田龍之助さんの初期の著作。

ユーモアのある筆致で、外国語学習のあれこれを描いています。

黒田さんの先生としての一面も窺い知れるのが、個人的には好きでした。

 

同じ著者の『ぼくたちの外国語学部』もおすすめ。Amazonのレビューで「書籍版オープンキャンパス」と書評している方がいらっしゃいましたが、言い得て妙ですね。

 

6.『言葉の誕生を科学する (河出文庫)

小説家、小川洋子さんと動物行動学者、岡ノ谷一夫さんの対談本。

 

 

人間は言葉をしゃべるけど、動物はしゃべらない。じゃあ、人間はどうして、どうやって言葉をしゃべれるようになったの?という疑問について考える一冊。

 

 ちなみに、以前の記事でもご紹介しました。

 

phdnonichijo.hateblo.jp

 

7.『フィンランド語は猫の言葉 (講談社文庫)

著者、稲垣さんのフィンランド留学記。

 

 

留学記といっても、ネットもない時代のことですから、遠隔地に単身乗り込んだ著者の勇気は天晴れですね……。

著者の性格を反映してか、とにかくポジティブで楽しい雰囲気に満ちた、喜劇的な本だと思います。

 

 

 

いかがでしょうか?

興味のある本がありましたら、手に取って頂けたら嬉しいです。

 

 

今日はこんなところで。