文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

リスボン旅行四日目[べレム&LX Factory&ワインバー]

今日は電車に乗ってべレム地区に行きます。

 

ここで伝家のリスボアカードを導入。

24時間19€で公共交通が無料、たくさんの観光施設に無料あるいは割引で入場できるカードです。

べレムにあるべレムの塔ジェロニモ修道院には無料で入場できるようになるので、活用しない手はありません。

 

私と同行Aさんは鉄道でべレムに向かい、まずはエンリケ航海王の発見のモニュメントを見学。

 

美しい建築物ですが、独裁時代の雰囲気があるというか、社会主義感があるというか……。

 

f:id:hterd:20190202073258j:plain

 

しかもご覧の通り相変わらずの天気でして……。

写真では見えないですが、モニュメントの右側の地面にタイルで世界地図が作ってあって発見年が書いてあります。

 

もしモニュメントを上ったら、こんな感じで見えるはず。

 

f:id:hterd:20190202073741j:plain

(またまた pixabay から画像拝借)

 

私たちのいた時は、もちろんこんなに良い天気ではなく……雨に追われるようにカフェに入って昼ご飯。

なぜか相当冷めたコーヒーが出てきました……ちーん。

 

 

続いてべレムの塔へ歩いて行きます。

 

f:id:hterd:20190202074056j:plain

 

ここは昔、島だったそうで、今でも写真下部に写っている橋で陸地とつながっています。

 

中もばっちり見学しました。要塞や監獄として利用された過去が伺える、無骨な内部です。

 

 

次にジェロニモ修道院へ。

 

f:id:hterd:20190202074607j:plain

 

修道院ってロマンがありますよね……外部に対する閉鎖性と内部の中庭(&回廊)の解放感のバランスのせいでしょうか(意味不明)。

 

彫刻がとにかくとっても美しかったです。この修道院に住みたい。でも寒いか……。

 

f:id:hterd:20190202074805j:plain

 

併設の教会も同じく素晴らしい。

ヴァスコ・ダ・ガマのお墓もあります。「王の二つの身体」だな……(独り言)。

 

べレム最後に、べレム名物のエッグタルトを有名なお店で食べました。

 

www.tripadvisor.jp

エッグタルト、相変わらず美味しい。ジェロニモ修道院秘伝のレシピで作っているそうです。

 

もちろん激混みでサービスは遅い。まあ仕方ないですね。

 

 

さて続いて。

泊まっているホテルのホストおすすめの、LX Factory に行きました。

 

工場跡をアーティスト向けに再開発した地域。

ちょっとおしゃれなセレクトショップやカフェがずらり。

 

f:id:hterd:20190203071648j:plain

 

超良い感じの本屋も発見しましたので、別記事でご紹介しましょう。

 

f:id:hterd:20190202075735j:plain

 

エッグタルトを食べながらお茶をしたばかりだったので、カフェには入らず近くにある4月25日橋の博物館、Experience Pilar 7 へ。

 

www.tripadvisor.jp

 

長さ2キロ以上にもなる吊り橋、4月25日橋の建築の歴史や建築法を学んだり、実際のケーブルを見たりすることができます。橋を破壊するテロ等を警戒してのことと思いますが、警備がかなり厳重でした。

しかし、まだ新しく知名度が低いのかがらがらでしたね……(それとも季節の問題かな)。

ガラスの床から下を見たりするのが楽しかったです。

 

 

適当に中心部のほうへ戻って行ったら、フィグエラ広場にサングリアとソーセージのテントが食べられるテントが出ていたので、軽くつまんで小腹を満たしました。

本当にたまたま見つけたのですが、結構観光客がいたのでみんな事前に情報を得ていたのでしょうか……?

 

 

適当に夜ご飯を食べてから、「またポルトを飲むぞ」とAさんと合意。

Aさんは先日のポルトワイン試し飲みで勢いづいたのか、良さそうなワインバーを探し出してくれました。

 

www.tripadvisor.jp

 

ここは大変おすすめします。

もともとは Winebar de Castelo という店で長年働いたソムリエおじさんが現在働いているバー。

このおじさんがフレンドリーでおしゃべりで、大変楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

おじさんがこれまで勤めていた Winebar de Castelo のほうは、トリップアドバイザーを見ればわかるように、大変人気のワインバーだったのですが、なんと10日ぐらい前に閉店してしまったそう。バーを閉めるにあたって、ソムリエおじさんは、オーナーの方から格安で店を継がないかと言われたそうですが、資金繰りをしているうちに金持ちアメリカ人に超高値で買われてしまい「次はシェイクか何かを売る店になる」と言っていました。

 

同行Aさん、思わず「資本主義……」

 

「昨日、鍵を引き渡してきた……」と肩を落とすソムリエおじさんですが、現在はこの Enoteca Chafariz do Vinho のマネジメントを引き継いで、ワインバーとして復活させようとしているようです。

(なので、ネットで出てくる同名のお店は、前の経営陣時代のレストランのサイトのようですね。ソムリエおじさんも「ウェブサイトはない。facebook だけ」と言っていたのですが、まあロケーションと名前と内装の雰囲気は一緒なので、前のお店のトリップアドバイザーをとりあえずリンクしておきます。最新情報は facebook のほうが確実かも。)

 

 

おじさんは我々の「ポルトが飲みたい。こんな感じの飲み比べをやったことがあって……」という説明をふんふんと聞くと

「じゃあ4種類のポルトをちょっとずつ飲ませてあげるから、気に入ったのを一杯注文すればいい」

ポルトを飲み比べさせてくれました。太っ腹……!

 

「このポルトはこうやって作っていて、こういう味がして、こういう特徴があって……」と無知蒙昧な子羊たる我々を啓蒙してくれ「どうしてワイングラスの形がこんなに違うの?」というとんちんかんな質問にも丁寧に答えてくれる。

 

我々は結局一杯ずつ(しかも、おつまみなし)しか飲まなかったのですが、終始親切&フレンドリーな対応で、おまけに最後には「セラー見学してきて良いよ」と鍵を渡されてワインセラーを勝手に見学させてもらいました。

 

1970年代の古いワインとかありましたね……おお。

 

建物は、なにか公共の建物をリノベーションして使っているようで、石造りの建築が素晴らしい。ただ、公共の建物のせいで外壁の落書き等を自分で消したりすることができず、ソムリエおじさんはやきもきしているようでした。

 

 

ソムリエおじさんとお話ししてみたい、おすすめワイン・ポルトを飲み比べさせて欲しい、という方は足を運んでみると楽しいと思います。

ちょっと坂の上ですけど、リスボンで坂は避けられませんから……。

(ちなみに私たちの泊まった Hola Lisbon Suites からは近くて、徒歩圏内でした。)

 

最後の夜に良い体験でしたね。

 

今回のリスボン旅行は、一期一会的な、思いがけず人との出会いに感謝したくなる旅でした。

 

 

明日は、リスボンでおすすめの本屋さんをご紹介します!