文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

青春アゲイン!な小説6選

3月、卒業シーズンの到来であります。

というわけで今日は、中学・高校生活を追体験できるような小説を7冊ご紹介したいと思います。

 

 

1.『桐島、部活やめるってよ

バレー部のキャプテン、桐島が急に部活を引退して回りの高校生たちが……という話。

 

 

「登場人物の成長」がとかそういう話ではなく、青春の一ページというか、高校生活の雰囲気を(追)体験するような雰囲気重視の話だと思います。著者のエッセイ『時をかけるゆとり (文春文庫)』からは想像できないような繊細な雰囲気が魅力。

 

2.『楽隊のうさぎ』

内向的で臆病な主人公、克久が吹奏楽部に入り、仲間を得て成長していく姿を描く話。でも熱血スポコン的な成長ではなくて、克久らしい、地に足のついた穏やかな雰囲気の作品だと思います。

 

 

最初は「エ、スイソウガク!?」とか言っていた克久が、何だかんだ吹奏楽の魅力に取りつかれていくうちに、私も「音楽……いいですな……」と洗脳されていきました。

 

3.『終点のあの子』

女子校に通う様々な女の子を主人公とした青春群像劇。スクールカースト、バイト経験、彼氏の有無に馬鹿みたいに一喜一憂して、自分の狭い世界を全部と思い込もうとして、他の子と自分は違うと言いたくても今いる場所から抜け出せなくて……という葛藤や細やかな心の交流を丸ごと思い出させてくれるような作品。

 

 

私は最後、高校卒業後の朱里を描いた「フォーゲットミー、ノットブルー」が好きです。

ちなみに同じ作者、同じような設定でもっと明るい雰囲気なら『王妃の帰還 (実業之日本社文庫)』がおすすめ。

 

4.『氷菓

人の死なないミステリー。

ひょんなことから古典部に入った主人公、折木奉太郎が身の回りで起こるちょっと不思議な事件を謎解きする話。

 

 

ちなみに、私はこれのアニメが好きです。映像が面白いなって。

 

同じく人の死なないミステリー系では『春期限定いちごタルト事件 小市民シリーズ (創元推理文庫)』も面白いです。こちらも身の回りの不思議を謎解きする小鳩くんが主人公。今「秋季」まで出ているんですよね。小鳩くんと小山内さんのその後が気になるから「冬季」を是非読みたい……。

 

5.『夜のピクニック

夜を徹して80キロを歩く「歩行祭」という学校行事。ただただ夜歩いているだけなのに、どうしてこんなに色々考えて、色々話して、色々思い悩んでしまうのか。若さですね。

 

 

amazonに「永遠普遍の青春小説」って書いてありましたが激しく同意。夜みんなで歩くってだけで特別感があるのが高校生ですな。

 

実際に長距離を歩いて死にそうになっている経験談は『時をかけるゆとり (文春文庫)』に詳しいです。

 

6.『ノクチルカ笑う』

プシュケの涙 (講談社文庫)』と同じ作者さんの作品。高校生の瑞々しさ、危なっかしい前進力の描写が素敵ですね。若いというだけで輝いているような日々が懐かしいです。

 

 

文化祭の話なのですが、まあ最後は結構ダークで不穏な終わり方でした。でも私は好き。

 

 

 

いかがでしょうか?興味のある本がありましたら、是非手に取っていただけたらと思います。

 

次週、大学生編をご紹介したいと思います!

 

 

今日はこんなところで。