文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

友人のディフェンスに出席してきました

こんにちは、はたえるどです。

こちらの研究所に移ってきて二つ目のディフェンスに出席しました。

 

※ちなみにディフェンスとは:博士号を取得する際に行われる口頭試問。先生方からの突っ込みに対し、自分の研究の有用性・意義を「弁護」する必要があるため「ディフェンス」と言う。私の研究所では儀礼的なもので、ここで落とされることはまずない※

 

一度目にディフェンスに参加したときの経験談はこちら。

 

phdnonichijo.hateblo.jp

ディフェンスは超伝統的な手法で行うのですが、そのあたりの詳しいところは前記事に書いたので省略。

 

でも今回はちゃんと部屋の写真を撮ってまいりました。

ディフェンスはこんなゴージャスな部屋で行うのです。

 

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しかも、これは小さい方の部屋で、より多くの人が参加する場合はさらに大きいホールでやるとのこと。まあ現地の人だったら、家族やこれまでの学友やらが駆けつけてきてくれて混んだりするのかな。

 

 

ディフェンスはみんなが「とても良かった」と評価したスムーズな質疑応答で、「私もこれだけさらさら英語で議論できたらかっこいいだろうな……」と憧れてしまう感じでした。

指導教官が最後に手紙を読むのですが、それも感動的でした。しかもこの指導教官、何週間か前に倒れて病院に担ぎ込まれ、今日の参加が危ぶまれたとのことでした。出席できて本当に良かった……!

 

今回ディフェンスしたのは、とっても魅力的な先輩だったので彼女とお別れかと思うと悲しい気持ちも少し。でも、涙を流して喜んでいる彼女を見ると、これまでの彼女の苦労(彼女は本当に苦労人なんですよ……)を思い出してこちらも思わず涙ぐんでしまいました。

 

 

異例のことだそうですが、ディフェンス中に進行役の先生からの質問に答えて、彼女が現在のアカデミアに対して意見する場面もありました。彼女は自身の経験を織り交ぜながら

「博士号を始めたばかり時はアカデミア(学界)に残って働くことに希望があった。しかし、現在のように短期雇用ばかりで、やるべきことばかり山積みになっているような状況では希望を持つのは難しい。特に女性は、家庭との両立を考えた時に、アカデミアでのキャリアを断念せざるを得ない現状がある」

と滔々と自分の意見を述べたのはかっこよかった。

 

同時に、短期雇用、女性の研究職、やるべきことが多すぎる問題は、日本だけに限らずここにもあるのだなと改めて気づかされました。

先生たち、みんな鬼のように忙しそうだもんね……。

 

とにもかくにも彼女はディフェンス成功。晴れて博士号を取得しました。

おめでとう!