文系PhDの日常

実学から遠い文系;博士号ほしい;海外留学中

読了本『フーテンのマハ』原田マハ

原田マハさんの『フーテンのマハ』を読み終わりました!

 

 

「マッハで移動するから『マハ』というペンネームなんですか」と言われるほど移動が好きだという原田さん。人呼んで「フーテンのマハ」。

 

私は原田マハさんと言えば『楽園のカンヴァス』というイメージが強く、「アート系作家……お洒落でモダンな雰囲気のシックなレディ」という勝手なイメージを持っていたのですが(だって「アート」って聞くと何か「独特のセンスを持ってそう」「お洒落に違いない」って思ってしまいません?)

この本は、そんなイメージを良い意味で裏切ってくれる本でした。

 

この本の中での原田さんは、もっと親しみやすいおばちゃん。「私は餃子の生まれ変わり」(「私はxxの生まれ変わりと宣言しても差し支えがないほど、xxが好きだ。私の前世はまちがいなくxxだったに違いない!」という論法)と豪語して大量の餃子を平らげたかと思えば、お腹を壊すまで牡蠣を爆食し続ける。「ぼよグル」と称して全国津々浦々訪ねては、名物を食べる。

澄ました「アート系作家」のイメージから、グルメ旅作家のイメージに大転換。

 

そんな楽しい旅とグルメの記録が詰まった本書ですが、同時に、原田さんの旅経験が作品に反映されているのだな、旅あってこその原田マハなのだなあとも思いました。

つゆそばの話とかモロ『旅屋おかえり』に反映されてますよね。

デビュー作『カフーを待ちわびて』も旅で得たインスピレーションが基になっているそうです(私は未読ですが)。

 

 

 

旅関連の本でおすすめなのは、すげさわかよさんのイラスト本。私は『パリで暮らしてみた―いろいろ絵日記』が好きですが、厳密には旅ではないので旅本としてはこちら『北欧トラベルダイアリー―フィンランド・スウェーデン+エストニアあこがれの街とかわいい田舎町あるき』がおすすめ。

あと『世界旅ガール、70億人と友だちになる 笑顔と度胸の「規格外」旅行記』も、著者の中鉢さんがとにかく前向きでエネルギッシュで楽しい本です。

 

グルメ系だったら『タルト・タタンの夢 〈ビストロ・パ・マル〉』とか?シェフの三島さんが探偵役の、人の死なないミステリー。ほんわかした雰囲気が好きです。

 

 

興味のある本がありましたら、是非手に取ってみてください。

 

今日はこんなところで。